2025.04.24
インプラントをしていてもMRI検査は受けられるの?
インプラントセンターである当院では多くの患者さんが歯のお悩みを相談されにきます。
今回はその中でも多く質問をいただく内容についてお話しします。

インプラントを入れると、「MRI検査を受ける際に問題がないのか?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。実際、MRI(磁気共鳴画像)検査は強力な磁場を利用して身体の内部を画像化するため、金属製のインプラントが影響を与えるのではないかと心配される方も多いでしょう。
しかし、結論から言うと、歯科インプラントは一般的にMRI検査を受ける際には安全です。その理由について詳しくご説明します。
歯科インプラントは、主にチタンやチタン合金で作られています。チタンは非常に強度が高く、軽量であり、人体との親和性も優れています。このため、チタン製のインプラントは磁場の影響をほとんど受けません。また、チタンは非磁性であるため、MRIの強力な磁場によって引き寄せられることがありません。
また、インプラントは口腔内に埋め込まれるため、身体の他の部位に比べてサイズが小さく、影響が限られています。MRI検査で用いられる磁場は非常に強力ですが、その範囲は体全体に均等に作用するわけではなく、インプラントが口腔内にある場合、影響を受ける範囲が極めて小さいため、問題はほとんど発生しません。
ただしMRI検査を受ける前には、必ず担当医にインプラントの有無を伝えておくことが重要です。ほとんどの場合、インプラントによって検査に支障をきたすことはありませんが、医師が万が一の影響を避けるために注意を払うことがあります。例えば、MRIの種類や使用する装置によっては、インプラント部位にわずかな影響を与える可能性があるため、検査の詳細についても確認しておくと安心です。

歯だけでなく他のご病気でインプラントを断念している方もいらっしゃるかもしれません。
是非一度埼玉インプラントクリニックにご相談ください。
安達