おはようございます。
今日はインプラントオペの記事です。
左上の歯が調子悪いという事で来院され、診断は左上6番目の歯が歯根破折でした。レントゲン上の歯の部分が真っ白の所(被せ物はレントゲンを通さないとので白く映ります)の根本が黒く抜けているのがわかります。これは歯の根っこの部分がバイキンが広がって骨が溶けている状況です。レントゲンの性質上固いものを白く、実態のない所や柔らかい所を黒く写します。故に黒い所は骨が溶けて膿の袋がある状態だと言うことがわかります。
歯が割れている状態だとすぐにバイ菌感染して治療をしてもまた悪くなり、その治療した費用や期間がすぐに無駄になってしまうことがほとんどです。相談の上を抜歯を選択されました。
抜歯後はインプラントとブリッジと入れ歯の選択肢がありますが、まだ若く両隣の歯が健全だった事もあり(ブリッジにすると歯を削らないとなりません)インプラント治療を選択されました。
当院では世界一のメーカーを使用しているのと10年保証もつけておりますので、費用はオペ代33万円(今回は骨造成も行っているので36.3万円)
全部で50万円程度となります。
歯茎を切開した状態です。歯槽頂切開と手前だけ縦切開をしています。(最低限の術式でいきたい所ですが、今回のように骨がない症例で骨の状態をみるなら術野の確保が鉄則です。)
予想通り骨はあまり治っていませんでしたので、(抜歯後2ヶ月)骨を足す処置を一緒に併用しています。
術後の写真です。綺麗にインプラントが入っているのがわかります。今の時代ガイデッドサージェリーという位置がブレないようにする装置がはやっていますが、(私もその分野で講演などしていますが)適応症というものがあります。CTの情報と現実は一致しませんので、実際の骨の状態をみて骨のある所にしっかりフリーハンドで埋め切る経験値がインプラントの長期予後に繋がります。
インプラント治療でお悩みの方はインプラント講師のいる志木駅前歯医者・コスモクリニックに是非ご相談ください。
治療期間 | 1年 |
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費用 | 500,000円 |
治療後のリスク | 治療後にしみることがある・治療中に痛みが出ることがある・かぶせものが割れたり、外れたりする可能性がある |
院長 川村英史