歯茎の腫れと歯根破折について。
先日噛んだ時の痛みで来院された方がいました。
噛み合わせを調整後痛みが落ち着いたので、大きい根尖病巣もあるので根管治療を行う事になりました。
上部構造(メタルクラウン通称銀歯)を外した際に歯根破折が見つかりました。赤く腫れた歯茎側に斜めの線が見えると思います。
12歳から歯が生え変わっており(今回の歯は通称12歳臼歯)50年くらい使っていると歯の根っこにダメージが、いって歯が割れてしまう事があります。
これが中々厄介で、完全に治すという事ができないのです。根管治療は歯の中のバイ菌を無くす事が一つの目標になりますが、歯根破折があるとそのバイ菌が常に歯の中に入り込み、割れた線に沿って炎症状態が起きますので、定期的に腫れや痛みを引き起こす事があります。
私達も治療をする以上歯を長く持たせなくてはなりません。治療をしたのに何度も腫れや痛みを引き起こすようであれば、何故その歯を残す方針としたのか?という事になります。
なので歯根破折に関しては治療方針の中に抜歯をするという選択肢が出てきます。
抜歯後はインプラントやブリッジ、入れ歯など様々なやり方がありますので、適応をみて患者さんにとって1番良いものを提案するようにしております。
歯のお掃除、定期検診、クリーニング、メンテナンスで歯医者をお探しの方は、志木のオススメの歯医者さん、志木駅前歯医者・コスモクリニックに是非ご相談ください。
院長 川村英史