眠れないほどの激痛で来院された患者様のケースです。
上記の画像からわかるように根っこの先に黒い病巣が見えると思います。ここに膿が溜まり、内圧が高まることによりかなりの激痛を伴います。
当院で、マイクロスコープを用いた根管治療を行い、痛みが寛解し治癒に至りました。
根管(歯の根っこ)を埋めるのに使用した材料はMTAです。
MTAは通常根管を埋める材料として用いられるガッタパーチャポイントとは異なり、より優れた根管充填剤です。
1番の利点としては、歯質結合性があることです。象牙質面にMTAを作用させると、石灰化物形成の誘導作用によって歯質との一体化が生じます。これにより、根管を可及的に封鎖することができます。隙間なく封鎖することにより、根管内に再感染が生じにくくなり、再度痛みが出るリスクがグッと下がります。
また、MTAは水分と接触すると高いpH値を示します。一般に強アルカリの環境下では細菌は生息できないため、MTAは抗菌作用も示すと言われております。
他にも、硬組織誘導能など様々な特徴があり、圧倒的に優れた材料です。
治療期間 | 約3ヶ月 |
治療費 | 自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
治療のリスク | 病巣が再発する可能性がある |
そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。
古田土