ラバーダム防湿とは、根管治療する歯のみをゴムのシートで隔離し、唾液や浸出液などにいる細菌が入らないようにし、器具の誤飲などを防ぐために行う方法です。
そのため、ラバーダム防湿をした方が、しないよりも治療成功率は上がります。
口全体がゴムのシートに覆われるので鼻呼吸できない方や、ラテックスアレルギーがある方には使用できない場合があるのでご相談ください。
佐藤
日付: 2024年10月14日 カテゴリ:歯科コラム
ラバーダム防湿とは、根管治療する歯のみをゴムのシートで隔離し、唾液や浸出液などにいる細菌が入らないようにし、器具の誤飲などを防ぐために行う方法です。
そのため、ラバーダム防湿をした方が、しないよりも治療成功率は上がります。
口全体がゴムのシートに覆われるので鼻呼吸できない方や、ラテックスアレルギーがある方には使用できない場合があるのでご相談ください。
佐藤
日付: 2024年10月14日 カテゴリ:歯科コラム
今回はレントゲン写真についてです。
当院では基本的に初診時にパノラマX線写真という上下の歯全体が撮影され、歯並びや顎の骨の内部の病気の有無を確認するレントゲン写真を撮影します。
レントゲン写真では直接見るできない部分の病変や情報をしっかりと把握することができ、患者さんに今後の治療において適切な診断や助言が行えます。
しかし、レントゲンと言われると放射線被曝を心配される方も多いと思われます。
パノラマでは1回の撮影で0.04ミリSvとなっています。
健康診断で受ける胸のレントゲン撮影の場合は0.05ミリSvと言われています。
また、人が生きているだけでももともと自然界からある程度の量の放射線を受けていますが、日本では平均1.5ミリSvとされています。
放射線によるガンなど悪性腫瘍の過剰発症は年間100ミリSvを越えなければみられないといわれています。
以上のことからも医科、歯科問わず治療に必要なレントゲン撮影は安心して受けていただければと思います。
レントゲンと聞くと、どうしても身体への影響が心配になったり、撮影の必要性について疑問を感じることがあるかもしれません。しかし目で見えない部分の情報を得るために、レントゲン撮影は効果的ですし、安全性も高いです。
また、無闇に撮影しているわけではなく必要に応じて撮影させていただいておりますので、ご安心ください。
日付: 2024年10月8日 カテゴリ:Uncategorized
今日は、マウスピース矯正の症例についてご紹介します。
この症例は
『左上前歯が斜めに生えてる』
『下の歯並びのガタガタ』
が主訴(患者さんの最も直したいところ)
でした。
検査診断のもと、インビザライン(マウスピース)矯正にて治療を開始しました。
治療開始と治療終了時の写真です。
治療開始:2024年4月
上下歯列の叢生が認められます。
治療終了:2024年8月
非抜歯(歯を抜かないで並べる)。
叢生は解決し、歯列弓(U字のアーチ)もきれいに並んでいます。
マウスピース14枚。
保定期間:2024年9月〜
矯正後の歯列は不安定ですぐにうごいてしまいます。歯の裏側に保定装置を設置することで、治療によって得られた歯並びを保持することが可能です。
マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットがないため審美的に良好ですが24時間中22時間装着が必要ですので患者さんの協力もとても重要な治療です。
また、噛み合わせや主訴によって適応や期間、費用が変わりますので、まずは矯正相談からしていきましょう。その後、検査・診断と進みます。
今回の症例は、
期間:5ヶ月(症例によって異なります)
検査料:33000円
矯正装置料:385000円(症例によって異なります)
調整料:5500円
リスク:歯根吸収、歯肉退縮、知覚過敏、ブラックトライアングル、治療期間の延長、治療中の疼痛・発音のしにくさ・口内炎、後戻り、噛み合わせのずれ、適応外の場合がある、自己管理の徹底
上記については、症例によって異なる点がありますのでまずはご相談下さい。
歯科医師 横江絢子
日付: 2024年10月6日 カテゴリ:審美歯科, 症例集, 矯正歯科
歯の豆知識シリーズVol.2
歯磨きをしているのに虫歯、歯周病になってしまう方がいます。その原因は歯にこびりついているプラーク(歯垢)を取り除けていないからかもしれません。
適切な場所にブラシをあて、虫歯、歯周病を予防し健康で美しい歯を保ちましょう😄
歯磨きの基本🪥
1.毛先を歯の面に当てる
歯ブラシの毛先を歯と歯茎のさかいめ、歯と歯の間に当てます。
2.軽い力で動かす。
歯ブラシの毛先が広がらない程度が目安です。
3.小刻みに動かす
5〜10mm幅になるよう動かします。
歯ブラシ選び🪥
歯ブラシにはたくさんの種類があります。選ぶ際の大切なポイントは”歯垢を落とす事ができ、歯茎を傷つけない”ことです。自分にあった歯ブラシで虫歯予防、歯周病予防に努めましょう👩⚕️
歯ブラシの毛の硬さ🪥
歯ブラシの硬さには『かため』『ふつう』『やわらかめ』の3種類があります。
・かため
力の弱い高齢者、子供に向いています。一般の人は力が入りやすい傾向があり、強く磨きすぎると歯茎の炎症が起こる場合があります。
・やわらかめ
歯茎のマッサージに向いていますが、毛先が曲がりやすく歯垢の除去には効率が悪いです。
磨きたい部位により異なる硬さの歯ブラシを使うのがおすすめですが、歯科医医院で歯ブラシ指導と共に歯ブラシの選び方も相談してみてください😊
歯ブラシの寿命🪥
歯ブラシは1ヶ月に1回を目安に取り替えましょう
磨く力が強い方、1日に複数回磨く方は、歯ブラシが痛むのが少し早いかもしれません。
毛先が開いた歯ブラシは早めに取り替えましょう。
⇧当院推奨歯ブラシです。詳しくはスタッフまでお聞きください。
日付: 2024年10月4日 カテゴリ:お知らせ, 予防歯科, 小児歯科, 歯周病, 歯周病予防, 歯科コラム, 症例集, 虫歯予防
このケースは骨が通常より少なく、難しいインプラント症例です。写真からわかるように、インプラント周囲の骨の量が少ないことが確認できます。
このようなケースでは、画像のように人工の骨を盛り足してオペを行うことになります。
骨が足りないままインプラントオペを終了してしまうと、その分の歯茎が下がってしまったり、インプラントの周りが歯周病になってしまったりしてしまいます。(これをインプラント周囲炎と言います。)
歯茎が下がってしまうと、その分インプラントの上につける歯の構造物が長くなってしまうため、見た目が悪くなってしまいます。この患者様は前歯のインプラントケースでしたので、その点については慎重に検討する必要があります。
また、インプラント周囲炎についてですが、インプラントの周りの骨が溶けてしまい、ひどくなるとインプラント自体がロスト(骨からインプラント本体が取れてしまうこと)してしまいます。
治療期間 | 約6ヶ月 |
治療費 | 自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
治療のリスク | 周囲炎のリスクがある |
日付: 2024年9月13日 カテゴリ:インプラント, 症例集
歯肉炎とはプラークによって引き起こされる歯茎の炎症で、歯ブラシをすると血が出たら痛みが出たりします。
歯肉炎が進行すると、歯周炎と言われる状態になります。
歯周炎は歯の周りの骨が溶けていき、酷くなると歯が抜けてしまう病気です。
上記のようにプラークが原因の場合は、歯科医院でのクリーニングや患者さん自身による歯磨きがとても大切です。
他にも噛み合わせが原因で歯周炎になる場合もあります。その時は噛み合わせの調整が必要になることがあります。
歯ブラシをすると血が出てきた、痛いなどあれば担当医にご相談ください。
佐藤
今回は根管治療についてです。
MTAセメントとは、二酸化ビスマス・ケイ酸二カルシウム・ケイ酸三カルシウム・アルミン酸カルシウムを主成分とした材料です。
また強いアルカリ性を保ち、殺菌効果もあります。
さらに硬化をしながら膨張する性質があるため、隅々まで緊密な封鎖が可能となり、隙間なく埋める事で細菌の繁殖を抑制できます。
今回の症例では、歯の根っこの部分に沿って骨がなくなっているのが確認できました。
こういう場合は充填されている古い材料を取り除くと膿の匂いがします。
ラバーダム、マイクロスコープを使用して複数回根管内の感染した歯質を除去しMTAセメントを充填しました。
その後撮影したレントゲン写真では、骨が徐々に回復してきているのがわかります。
保存が難しい歯でもMTAセメントであれば残せるかもしれません。
ぜひ当院にご相談ください。
ください。
治療期間 |
1~2ヶ月 |
治療費 |
自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
歯科医師 安達
日付: 2024年8月30日 カテゴリ:Uncategorized, 根管治療, 症例集
歯の豆知識シリーズVol.1
キシリトールという言葉を皆さん一度は耳にしたことがないでしょうか。
キシリトールとは厚生労働省に認可されている食品添加物で、天然の甘味料です。野菜、果物(いちご、ラズベリー、バナナ、カリフラワー、レタス、ほうれん草)に含まれています。
虫歯😈の原因の1つは”酸”です。
砂糖に代表される糖分は口の中で分解され”酸”となり歯を溶かします。
キシリトールは”酸”の生成を抑え、虫歯の原因のプラークを歯磨きで落ちやすくします。
また、キシリトールガムを噛むことで唾液が分泌され、唾液の清浄作用や口の中の酸性度を中和する力が高まります。
皆さんも歯科の豆知識を増やし虫歯予防していきましょう💪
※キシリトールだけで虫歯は防げません。
虫歯から歯を守るためにはフッ素配合歯磨きを使用するなど、正しく歯磨きをする事が大切です。
やっぱり基本は毎食後の歯磨き🪥
日付: 2024年8月28日 カテゴリ:お知らせ, 歯周病予防, 歯科コラム, 虫歯予防
眠れないほどの激痛で来院された患者様のケースです。
上記の画像からわかるように根っこの先に黒い病巣が見えると思います。ここに膿が溜まり、内圧が高まることによりかなりの激痛を伴います。
当院で、マイクロスコープを用いた根管治療を行い、痛みが寛解し治癒に至りました。
根管(歯の根っこ)を埋めるのに使用した材料はMTAです。
MTAは通常根管を埋める材料として用いられるガッタパーチャポイントとは異なり、より優れた根管充填剤です。
1番の利点としては、歯質結合性があることです。象牙質面にMTAを作用させると、石灰化物形成の誘導作用によって歯質との一体化が生じます。これにより、根管を可及的に封鎖することができます。隙間なく封鎖することにより、根管内に再感染が生じにくくなり、再度痛みが出るリスクがグッと下がります。
また、MTAは水分と接触すると高いpH値を示します。一般に強アルカリの環境下では細菌は生息できないため、MTAは抗菌作用も示すと言われております。
他にも、硬組織誘導能など様々な特徴があり、圧倒的に優れた材料です。
治療期間 | 約3ヶ月 |
治療費 | 自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
治療のリスク | 病巣が再発する可能性がある |
そのほか当院では、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。
古田土
日付: 2024年8月24日 カテゴリ:根管治療, 症例集
今回の症例は精密根管治療についてです。
パノラマ(二次元的な平面な画像)で左下の矢印の歯の根っこに大きな病巣ができてるのが確認できます。
患者さんと相談し、精密根管治療を行なっていくこととしました。
精密根管治療の特徴としては、
・画像検索 CT:三次元的な画像撮影を行い、病巣の範囲や根管形態について把握する
・ラバーダム防湿:根管内への唾液流入を防ぎ治療の成功率を上げる
・マイクロスコープ(顕微鏡):目視では確認できない感染歯質や出血を見逃さない
・MTA根充:硬化時の膨張により高い根管の封鎖性を有しています。適度な流動性があるため、側枝まで緊密な充填が可能で操作性にも優れている
が挙げられます。
歯根全体を覆うように黒い影ができているのが確認できます。CTの水平断では、根管が3つに分かれているのも確認できました。
さらに親知らずの存在もあり、親知らずとの間の歯周ポケットからの感染も考え、当院で親知らず抜歯も行いました。
その後、ラバーダム防湿とマイクロスコープ下での根管治療を数回繰り返しました。
マイクロスコープ下↓
根管内の感染歯質が除去でき根管充填の時期となったのでMTAでの充填を行いました。
充填後、2ヶ月でCT撮影を行ったところ黒い病巣があったところが、新しい骨に置き換わり始めていました。
治療前と治療後
このような症例は、精度の高い根管治療と根っこの充填、そして患者さんの継続的な来院によるものです。
根っこの治療で気になることがありましたらご相談ください。
治療期間 |
1~2ヶ月 |
治療費 |
自費診療(詳しくはお問い合わせください) |
治療のリスク |
再根管治療が必要な場合がある |
歯科医師 横江絢子
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00-12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
14:00-19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ※ | ※ |
※休診日:祝 ※土日は17:30まで
※院長の出勤日は月・水・木・金・土(第二水曜日、第四土曜日を除く)
※院長をご希望の方はお電話にてお問い合わせくださいませ。
新型コロナウイルス感染症
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