審美歯科治療の種類と自然な仕上がりを実現する方法

「前歯の色や形が気になる」「笑顔に自信を持ちたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。審美歯科は、歯の見た目の美しさを改善する治療分野です。 しかし、ただ白くすればいい、整えればいいというわけではありません。自然で調和の取れた美しさを実現するには、歯科医師の技術と経験、そして患者さんとの綿密なコミュニケーションが必要です。 この記事では、審美歯科治療の種類と、自然な仕上がりを実現するためのポイントについて、歯科医師の視点から詳しく解説します。 審美歯科の目的と評価基準 審美歯科は、単に「白くて綺麗な歯」を作ることが目的ではありません。より深い目的があります。 審美性と機能性の調和 審美歯科において最も重要なのは、「見た目の美しさ」と「機能性」を両立させることです。どんなに美しい歯でも、適切に噛めない、発音しにくい、すぐに壊れてしまうのでは意味がありません。 適切な噛み合わせがあってこそ、長期的に安定した審美性を維持できます。また、歯茎の健康も重要です。歯周病があると歯茎が下がり、せっかく作った被せ物の縁が見えてしまったり、根が露出したりします。 審美治療を行う前に、虫歯や歯周病の治療を完了し、口腔内の環境を整えることが必要です。 当院では総合歯科として、虫歯治療から歯周病治療、そして審美治療まで一貫して対応できるため、機能と審美の両面から最適な治療計画を立てることができます。 自然な美しさの定義 「自然な美しさ」とは何でしょうか。それは、顔全体の中で歯が調和し、不自然さを感じさせない状態です。 歯の色は、真っ白である必要はありません。むしろ、少し黄みがかった自然な色の方が、肌の色や唇の色と調和し、柔らかい印象を与えます。また、歯の形も、左右対称で完璧に整っている必要はありません。わずかな非対称性や個性が、自然な印象を作り出します。 さらに、年齢に応じた自然さも重要です。若い人の歯は、表面がツヤツヤしていて、やや透明感があります。一方、年齢を重ねた人の歯は、表面が少し摩耗し、色も濃くなる傾向があります。年齢に不釣り合いな真っ白でツルツルの歯は、かえって不自然に見えることがあります。 審美歯科治療では、患者さんの顔立ち、年齢、性格、ライフスタイルなどを総合的に考慮し、その人に最も適した「自然な美しさ」を追求します。 審美歯科治療の種類と特徴 審美歯科には、様々な治療法があり、それぞれ適応症例と特徴が異なります。 セラミック治療 セラミック治療は、歯科用セラミック(陶材)を使用して、歯の形や色を改善する治療法です。セラミックは天然歯に近い透明感と色調を再現でき、変色せず、生体親和性も高い優れた材料です。 オールセラミッククラウン 「オールセラミッククラウン」は、金属を使わず、全てセラミックで作られた被せ物です。光の透過性が高く、最も自然な見た目を実現できます。 特に前歯の治療に適しています。材料には、ジルコニアセラミック、e.maxセラミック、ガラスセラミックなど、いくつかの種類があり、それぞれ強度や透明感が異なります。 ラミネートベニア 「ラミネートベニア」は、歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板を貼り付ける治療法です。ネイルチップのようなイメージです。削る量が最小限で済むため、歯へのダメージが少ないという利点があります。 歯の色や形、わずかな隙間などを改善できますが、重度の変色や大きな形態異常には適していません。 セラミックインレー 「セラミックインレー」は、奥歯の詰め物をセラミックで作製するものです。金属の詰め物と比べて審美性が高く、また金属アレルギーの心配もありません。 コンポジットレジン治療 コンポジットレジンは、歯科用のプラスチック材料で、歯の色に合わせて様々な色調があります。比較的簡単な治療で、1回の来院で完了できることが多いです。 ダイレクトボンディング 「ダイレクトボンディング」は、コンポジットレジンを歯に直接盛り付けて形成する技術です。前歯の欠けた部分の修復、歯と歯の隙間の改善、歯の形態の修正などに使用されます。削る量を最小限に抑えられ、費用も比較的抑えられるという利点があります。 ただし、コンポジットレジンはセラミックと比べて、経年的に変色しやすい、摩耗しやすい、強度が劣るという欠点があります。そのため、広範囲の修復や、強い力がかかる部位には適していません。 ホワイトニング ホワイトニングについては別のコラムで詳しく解説していますが、審美歯科治療の一環として重要な位置を占めています。特に、セラミック治療を行う前にホワイトニングで周囲の歯を白くし、それに合わせてセラミックの色を決定することで、より自然で美しい結果が得られます。 歯茎の審美治療 美しい笑顔には、歯だけでなく歯茎の状態も重要です。「ガミースマイル」という、笑った時に歯茎が過度に見える状態や、歯茎の高さが不揃いな状態は、審美的な問題となることがあります。 歯肉整形 「歯肉整形」は、歯茎のラインを整える治療です。レーザーや電気メスを使用して、余分な歯茎を除去し、左右対称で美しいラインを作ります。 また、歯茎が下がって根が露出している場合は、「歯肉移植」という方法で、他の部位から歯茎を移植して回復させることもできます。 歯茎の黒ずみ(メラニン色素沈着)が気になる場合は、レーザーや薬剤を使用して色素を除去する「ガムピーリング」という治療もあります。 自然な仕上がりを実現するための要素 審美歯科治療で自然な仕上がりを得るためには、いくつかの重要な要素があります。 色調の選択と再現 歯の色は、単色ではありません。実際には、歯の根元の部分は黄色みが強く、先端に行くほど明るく透明感があります。また、表面には微細な色のバラエーション(白斑や茶色い線など)があり、これが自然な印象を作り出しています。 セラミック治療では、これらの色の変化を再現するために、「レイヤリング技法」という方法が用いられます。異なる色調のセラミックを何層にも重ねることで、天然歯の複雑な色合いを再現します。 色の選択では、「シェードガイド」という色見本を使用しますが、同じ色でも照明条件(自然光、蛍光灯、白熱灯など)によって見え方が変わります。そのため、複数の照明条件下で色を確認することが重要です。 また、隣接する天然歯の色に完全に合わせるのではなく、わずかに明るめの色を選ぶことで、「審美治療をした歯がより美しく見える」という効果を得ることもあります。 形態の設計 歯の形には、個人差があり、また性別や年齢によっても特徴があります。一般的に、男性の歯は角ばった形、女性の歯は丸みを帯びた形が自然とされています。 前歯の長さと幅の比率も重要です。理想的には、幅に対する長さの比率が1:1.6(いわゆる黄金比)に近いと、バランスが良く見えるとされています。ただし、これはあくまで目安で、個人の顔立ちに合わせて調整します。 また、歯の先端のラインも審美的に重要です。前歯の先端を結ぶラインは、下唇のラインと平行になるのが理想的とされています。 歯の表面の質感(テクスチャー)も、自然な印象を作る要素です。若い人の歯には、表面に縦の細かい溝があり、これが光を乱反射させて自然な輝きを作ります。セラミック治療では、これらの溝も再現します。 歯並びと顔貌との調和 美しい歯並びとは、単に歯が真っ直ぐ並んでいることではありません。上下の前歯の中心線が顔の中心線と一致し、左右対称であることが基本ですが、わずかなズレは自然な範囲内です。 また、笑った時の「スマイルライン」も重要です。これは、上の歯の先端を結ぶ曲線で、下唇の曲線と調和するのが美しいとされています。 さらに、「ブッカルコリドー」という、笑った時に見える奥歯の奥の暗い部分の幅も、審美性に影響します。この幅が広すぎると不自然に見え、狭すぎると窮屈な印象を与えます。 これらの要素を総合的に考慮し、顔全体とのバランスを取ることが、自然な美しさを実現する鍵です。 技工士との連携 セラミック治療では、歯科技工士の技術が仕上がりを大きく左右します。歯科技工士は、歯科医師の指示のもと、セラミックの被せ物や詰め物を製作する専門家です。 高品質な審美治療を提供するためには、歯科医師と技工士の密接な連携が不可欠です。歯科医師が患者さんの希望や口腔内の状態を正確に技工士に伝え、技工士がそれを形にします。 理想的には、技工士が直接患者さんに会って、顔立ちや肌の色、笑顔の特徴などを確認できるとより良い結果が得られます。 また、仮の被せ物(プロビジョナルクラウン)を装着して、形や色を患者さんと確認しながら調整し、最終的なセラミックに反映させるという過程も重要です。 審美歯科治療の流れと期間 審美歯科治療は、通常、複数回の通院が必要で、治療期間も内容によって異なります。 カウンセリングと診査 審美歯科治療の第一歩は、綿密なカウンセリングです。患者さんの希望や悩み、期待する結果などを詳しくお聞きします。「どのような印象を与えたいか」「どこまで自然さを重視するか」「予算や治療期間の希望」などを確認します。 次に、口腔内の診査を行います。歯並び、噛み合わせ、歯茎の状態、虫歯や歯周病の有無などを総合的に評価します。レントゲン写真や口腔内写真、場合によってはCT検査を行い、詳細な情報を収集します。 当院では歯科用CTを完備しており、歯の根の状態や顎の骨の状態を三次元的に評価できます。これにより、より精密な治療計画を立てることができます。 治療計画の立案と説明 診査結果をもとに、複数の治療オプションを提示します。それぞれの方法について、利点、欠点、費用、期間などを詳しく説明します。 また、可能であれば「ワックスアップ」という模型を作製します。これは、治療後の歯の形を再現した模型で、治療のゴールを視覚的に確認できます。デジタル技術を用いて、コンピューター上でシミュレーションを行うこともあります。 患者さんが納得された上で、治療計画を決定します。審美歯科治療は自費診療となることが多いため、費用についても明確に提示し、同意を得てから治療を開始します。 実際の治療過程 治療の流れは、選択した方法によって異なりますが、セラミッククラウンの場合の一般的な流れを説明します。 まず、必要に応じて虫歯治療や歯周病治療を行い、口腔内の環境を整えます。次に、歯を削って形を整えます(支台歯形成)。削る量は、被せ物の厚みを確保するために必要な最小限の量とします。 歯を削った後、精密な型取り(印象採得)を行います。同時に、噛み合わせの記録と、色の選択を行います。この情報をもとに、技工士がセラミッククラウンを製作します。製作期間は通常1〜2週間程度です。 製作期間中は、仮の被せ物を装着します。これにより、見た目や機能を保ち、削った歯を保護します。 セラミッククラウンが完成したら、まず口の中に試適し、形や色、適合を確認します。問題がなければ、専用のセメントで接着します。接着後は、噛み合わせの最終調整を行います。 治療期間と通院回数 治療期間は、内容によって異なります。ダイレクトボンディングであれば1回の来院で完了することもありますが、セラミック治療の場合は、通常2〜4回の通院で、期間は2〜4週間程度です。 複数の歯を治療する場合や、矯正治療と組み合わせる場合は、数ヶ月から1年以上かかることもあります。特に、噛み合わせに問題がある場合は、まず矯正治療や噛み合わせの治療を行い、その後に審美治療を行うという段階的なアプローチが必要です。 治療完了後も、定期的なメンテナンスが重要です。セラミックは変色しませんが、接着部分に汚れが溜まると虫歯や歯周病のリスクがあります。また、歯茎の状態の変化によって、審美性が損なわれることもあります。 当院では予防歯科を重視しており、治療後も長期的に美しい状態を維持できるよう、定期的なメンテナンスプログラムを提供しています。 よくある質問 Q.セラミック治療は保険適用されますか? 基本的に、審美目的のセラミック治療は保険適用外(自費診療)となります。ただし、2014年から、一部の歯(小臼歯と大臼歯)に対して、「CAD/CAM冠」という白い被せ物が保険適用されるようになりました。 これはセラミックとレジンのハイブリッド材料で、金属の被せ物と比べて審美性が高いです。 ただし、オールセラミックと比べると、強度や審美性はやや劣ります。また、適用には条件があり、全ての歯に使えるわけではありません。高い審美性を求める場合や、前歯の治療では、自費診療のオールセラミックが推奨されます。 費用は歯の位置や材料によって異なりますが、一般的に1本あたり8万円〜15万円程度です。 Q.セラミックは割れやすいですか? セラミックは陶材なので、過度な力が加わると割れる可能性があります。特に、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、リスクが高まります。ただし、現在使用されているセラミック材料は、従来と比べて強度が大幅に向上しています。 特にジルコニアセラミックは、金属に近い強度を持ち、奥歯にも安心して使用できます。セラミック治療を行う際は、適切な厚みを確保するために十分に歯を削り、また噛み合わせを適切に調整することで、破損のリスクを最小限に抑えます。 歯ぎしりがある方には、就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)の使用を推奨します。適切に製作され、適切にケアされたセラミックは、10年以上良好な状態を保つことができます。 Q.治療後、どのくらいで自然な感じになじみますか? セラミック治療直後は、わずかな違和感を感じることがありますが、通常は数日から1週間程度で慣れてきます。 特に、噛み合わせの高さや歯の形が変わった場合は、舌や頬の内側が新しい形に適応するまで時間がかかることがあります。 ただし、見た目に関しては、治療直後から自然な印象を得られることがほとんどです。周囲の人が気づかないほど自然に仕上がることも多いです。もし長期間違和感が続く場合や、噛み合わせに問題を感じる場合は、調整が必要なため、遠慮なく歯科医院にご連絡ください。 Q.一度セラミックにした歯は、やり直しが必要になりますか? セラミック自体は非常に耐久性の高い材料で、変色や劣化はほとんどありません。ただし、時間の経過とともに、いくつかの理由でやり直しが必要になることがあります。 最も多い理由は、歯茎の下がりです。加齢や歯周病によって歯茎が下がると、被せ物の縁が見えてきたり、根が露出したりすることがあります。 また、虫歯や歯周病が進行した場合、土台となる歯の状態が悪化し、再治療が必要になることもあります。 さらに、セメントの劣化や、被せ物の破損なども、やり直しの理由となります。これらを防ぐためには、定期的なメンテナンスと適切なホームケアが重要です。適切に管理されたセラミック治療は、10〜20年以上良好な状態を保つことも珍しくありません。 Q.審美歯科治療をすると、歯が弱くなりませんか? 審美歯科治療では、歯を削る必要がある場合が多く、削った分だけ歯の厚みは減少します。しかし、適切に治療された歯は、必ずしも弱くなるわけではありません。むしろ、セラミッククラウンで歯全体を覆うことで、歯を補強できる場合もあります。 特に、大きな虫歯の治療後や、根管治療後の歯は、もろくなっているため、被せ物で保護することが推奨されます。 重要なのは、削る量を必要最小限にとどめること、そして適切な材料と技術で治療することです。ラミネートベニアやダイレクトボンディングなど、削る量を最小限に抑えた治療法を選択することもできます。 また、治療後の定期的なメンテナンスによって、歯の寿命を延ばすことができます。当院では、歯を守ることを最優先に考え、必要最小限の侵襲で最大限の効果を得られる治療を心がけています。

2026.02.25

前歯のセラミック治療

  今回は転んで歯を折ってしまった患者さんです。     写真は応急処置で折れた部分に仮の蓋がされている状態です。 歯の神経の部分まで折れていたことから、この症例では神経の処置も行いました。 この患者さんは若いこともあり、長く使えて見た目が綺麗なものをということでセラミックの被せ物を希望されました。     セラミックは天然の歯に近い色合いと質感が特徴。金属の詰め物や被せ物と違って、笑ったときにキラッと光る銀歯が気になることもありません。 今回のように前歯はもちろん、奥歯に使っても違和感がありません。 また、保険のプラスチック製の詰め物は時間とともに黄ばんでしまうことがありますが、セラミックは変色しにくく長持ち。美しさがずっと続くのもポイントです。 さらにセラミック治療では、精密な型取りと技術が求められるため、適合性が高く、虫歯の再発リスクが低いのもメリット。しっかりフィットするから、噛み心地も自然です。 当院ではセラミック専門ラボがあり専属の院内技工士も所属しているため、見た目、機能ともに優れた治療を行えます。 セラミック治療は見た目の美しさだけでなく、体への優しさや長期的な安心感まで兼ね備えた選択肢です。 少し費用はかかるかもしれませんが、その価値は十分あります。 また、保証もしっかりついていますので、安心してセラミックを選択していただけるかと思います。 是非一度ご相談ください   治療期間 1〜2ヶ月 治療費 121,000円 治療のリスク 治療後定期的なメンテナンスが必要である     安達 優匡

2025.05.13

虫歯になりにくい当院のセラミック治療について

まずは、こちらの写真をご覧ください。 こちらの写真は当院でセラミック治療を行った患者様のケースです。どこにセラミックインレー(セラミックの詰め物)が入っているか分かりますか? 正解はこちらです! 奥から2番目の中央付近にある大きな歯(第二大臼歯と言います)に、当院で作製したセラミックインレーが合着されています。 当院では院内にセラミック専門ラボがあり、専属の歯科技工士が常駐しております。歯科技工士と綿密なコミュニケーションを取りながら、補綴物(詰め物や被せ物のこと)の製作にあたっています。 お口の中の感覚はとても繊細で例えば髪の毛一本、口の中に入っただけでも違和感を感じてしまうと思います。セラミック治療やインプラント治療など、歯の治療のほとんどはお口の中にご自身の天然の歯とは形状の異なる人工物を新たに製作し、お口の中で違和感なく機能させるということが治療のゴールとなります。 当院では、すべての自費治療について当院専属の歯科技工士とタッグを組んで、患者様一人一人にオーダーメイドの治療を提供していきます。 そのほか当院では、セラミック治療だけではなく、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費 55,000円 治療のリスク 治療後定期的なメンテナンスが必要である 古田土 靖史  

2025.05.02

最上級のプレミアムセラミッククラウン作製について

虫歯に強く、長持ちする被せ物(セラミッククラウンなど)を作成するためには、患者様の歯の形や歯列の状態をお口の外でも『できるだけ正確に』再現することが最も重要になります。   そこで当院のセラミックセンターでは、シリコン印象材という精度の高い印象材を使っております。 シリコン印象材とは、シリコーンポリマー(ポリシロキサン)を主成分とするゴム質の精密印象材で、最も操作性、細部再現性、印象精度に優れた歯科材料です。 以下に示す画像は、実際にシリコンで型取りを行なった際の写真です。   ピンク色のシリコン印象材が薄くなっている部分があると思います。その部分が歯根と歯茎の境目の部分まで型取りが出来ている箇所です。 当院のセラミックセンターでセラミック治療を行う際は、このシリコン印象材を使用することに加えて、精密な型取りの前準備として、歯茎の位置のコントロール『歯肉圧排』も行います。   これらの処置は患者様の目に触れない部分でありますが、最上級のセラミッククラウンを作成できるよう一つひとつの処置を丁寧に行なっております。 そのほか当院では、セラミック治療だけではなく、他院では難しいようなインプラント症例も豊富なオペ実績を持っております。何かあれば埼玉志木駅前歯医者・矯正歯科 コスモクリニック 本院にいつでもご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費 121,000円 治療のリスク 治療後定期的なメンテナンスが必要である 古田土 靖史  

2025.03.08

失われた歯肉の回復 歯冠側移動術

今回は失われた歯肉の回復についてです。 加齢変化や矯正治療、機械的刺激によって歯肉退縮がおき、それに伴い知覚過敏や審美障害を訴える患者さんは非常に多いです。 残念ながら、失われた歯肉は勝手に復活することありません。そのため、知覚過敏のお薬を定期的に塗布し症状緩和を試みたり、補綴物を新しく作り替えるケースが多いです。 ただし、このような治療法にも限界があり、知覚過敏に加え審美障害が重い場合、歯肉を外科的・物理的に回復する術をご提案することもあります。 【術前・術後】 下の前歯2本に歯肉退縮を認め審美障害を引き起こしております。 口蓋からの歯肉を移植弁とし、患部に移植し歯肉のボリュームと位置を回復させます。 【術中】 トネリングによる剥離。 移植弁の採取。 移植弁の移植。 歯冠への歯肉挙上。 このような術式は、いわゆる、結合組織移植術や歯冠側移動術といいますが、今回の術式は、トンネリング・VISTAといったオペ法を選択しています。 トンネリング・VISTA法は、切開範囲が非常に小さいです。侵襲度が低いので移植部からの出血が少なく、さらに歯肉の移動量(回復量)が多いため、審美的回復が高い術式とされています。 全てのケースで今回のような治療法が適応とは限りませんので、歯茎の退縮や被せ物の不適が気になる方はご相談下さい。 歯科医師 横江絢子 費用:自由診療(要相談) 期間:歯周検査、レントゲン検査、口腔内写真の記録を行い診断へ→結合組織移植術が適応と診断→専門的なクリーニング→オペ(審美・知覚過敏を回復する目的)→経過観察→糸取り→経過観察 リスク:出血、感染、移植弁の壊死、再発(歯肉退縮は、噛み合わせやブラッシングによるものもあるため、日常生活の中で再び歯肉退縮が生じてしまうことがあります)、糸のほつれ、疼痛、腫脹、内出血、神経障害

2025.01.03

前歯の茶色い線 虫歯

今日は自由診療用CR(プラスチック)による虫歯治療についてお話しします。 右上2番目の前歯にもともとプラスチックが入っており、時間の経過とともにプラスチックの下に虫歯が再発してしまっていました。 虫歯除去し、自由診療用のゴムのマスクをかけたところの写真です。 自由診療用のCRで形を綺麗にしていきます。 研磨をし、終了です。 保険診療用と自費診療用のプラスチックの違いについてよく質問を頂きます。 プラスチックの精度の高さと色の再現性の高さが全く違います。 歯科用のプラスチック(CR)には、フィラーというものが含まれてます。 このフィラーの量が多いほど、より質の良いプラスチックです。 保険のプラスチックは、このフィラー量が少なくツナギの量が増えるため、プラスチックの劣化のスピードが早く、約2年で隙間ができます。 自由診療用のプラスチックは圧倒的にフィラー量が多いので、 ・重合収縮を抑える ・熱膨張係数を下げる ・機械的強度を上げる ・耐磨耗性を上げる 以上のような利点が伸びより質の高い治療ができます。 加えて、自由診療用のプラスチックは色の種類が豊富なので歯の色にぴったり合わせられます。   さらに私は、自由診療の場合はゴムのマスクをかけて、唾液や血液の流入を極限に抑えています。こうすることで、歯とプラスチックの接着率が上げられさらによい治療ができます。 保険診療でも自由診療でも虫歯という感染物を除去するのは同じです。ただその後の、修復物で得られる治療効果の増大は顕著です。 特に前歯の虫歯で、プラスチックの詰め替えを繰り返すとその分ご自身の歯質は少なくなります。 前歯で再治療がくり返すと色の差が目立つよつになります。 前歯のプラスチックが劣化して、茶色い線ができてしまってる方、ぜひご相談ください。 治療期間 1-2回 費用 自由診療 リスク しみる、かける、数年後のプラスチックの劣化 歯科医師 横江絢子

2024.11.11

歯肉移植(CTG)を行なった審美インプラント症例

この症例は、歯が割れてしまい抜歯→インプラントとなったケースです。 画像のように亀裂が入っており、抜歯となりました。 この割れてしまっている歯を抜歯して、インプラントを埋入します。埋入時にGBR(骨を足す処置)も行なっております。 埋入後、仮歯の位置決めを行い、調整を行います。仮歯の調整を行うのは、院内に常駐している『歯科技工士』です。歯科技工士というのは、国家資格を持つ歯の被せ物を製作するプロフェッショナルのことです。コスモクリニックには、院内に常駐の歯科技工士が在籍しているため、オペをしながら、オーダーメイドで患者さんに合った仮歯を作成することができます。クリニックに専属の歯科技工士がいない病院の場合、その場で適切な仮歯を作成することができないため、特に前歯の症例などは見た目に違和感のない綺麗な歯を作ることが難しい場合もあります。 今回のケースは、抜歯即時埋入という処置のためオペ当日に綺麗な歯が入ります。 歯科技工士さんに患者さん専用の歯を作ってもらっている間に、歯茎の移植の準備を行なっていきます。 今回のケースでは、インプラント埋入後にその部位の歯茎が下がってしまい、見た目が悪くなってしまうこと(歯が長くなる)が予測されたため、その部分に奥歯付近の歯茎を移植することにしました。 奥歯付近の歯茎は硬く、一部移植用に切り取ってしまっても、1ヶ月程度で元通りになります。その歯茎をインプラントを埋入する部分に移植します。 移植直後の画像です 移植1ヶ月後の画像です。 この後、数ヶ月経過観察を行い問題なければ、セラミックの被せ物に置き換えていきます。 インプラントのオペについては、歯を入れて終わりではなく、その後長期的にメンテナンスを行なっていくことが非常に重要です。 当院では、インプラント治療終了後メンテナンスを定期的に行なっております。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命が大きく変わってきます。 また、今回のケースは、GBR(骨を足す処置)やCTG(歯茎の移植)などの高度な外科処置を行なっております。 前歯のインプラントなど審美的にシビアなケースでは、上記のような高度な処置が必要になります。当院では、このような高難度のインプラントオペに精通したドクターが多数在籍しておりますので、他院では難しいインプラントケースなどお気軽にご相談ください。 治療期間 約6ヶ月〜 治療費 自費診療(詳しくはお問い合わせください) 治療のリスク 周囲炎のリスクがある 志木の歯医者|志木駅前歯医者・コスモクリニック 古田土 靖史

2024.11.07

マウスピース矯正〜インビザライン〜

今日は、マウスピース矯正の症例についてご紹介します。 この症例は 『左上前歯が斜めに生えてる』 『下の歯並びのガタガタ』 が主訴(患者さんの最も直したいところ) でした。 検査診断のもと、インビザライン(マウスピース)矯正にて治療を開始しました。 治療開始と治療終了時の写真です。 治療開始:2024年4月 上下歯列の叢生が認められます。 治療終了:2024年8月 非抜歯(歯を抜かないで並べる)。 叢生は解決し、歯列弓(U字のアーチ)もきれいに並んでいます。 マウスピース14枚。 保定期間:2024年9月〜 矯正後の歯列は不安定ですぐにうごいてしまいます。歯の裏側に保定装置を設置することで、治療によって得られた歯並びを保持することが可能です。 マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットがないため審美的に良好ですが24時間中22時間装着が必要ですので患者さんの協力もとても重要な治療です。 また、噛み合わせや主訴によって適応や期間、費用が変わりますので、まずは矯正相談からしていきましょう。その後、検査・診断と進みます。 今回の症例は、 期間:5ヶ月(症例によって異なります) 検査料:33000円 矯正装置料:385000円(症例によって異なります) 調整料:5500円 リスク:歯根吸収、歯肉退縮、知覚過敏、ブラックトライアングル、治療期間の延長、治療中の疼痛・発音のしにくさ・口内炎、後戻り、噛み合わせのずれ、適応外の場合がある、自己管理の徹底 上記については、症例によって異なる点がありますのでまずはご相談下さい。 歯科医師 横江絢子

2024.10.06

セラミック

セラミックインレーを用いて虫歯治療を終えました。 銀歯に挟まれている歯がセラミックインレーを被せてある歯です。 セラミックのメリットとデメリットについてお話しします。 【メリット】 ⚪︎虫歯になりにくい ・材料的に歯垢がとても付きにくいので二次虫歯になりにくいです。 ⚪︎着色が付きにくい ⚪︎歯との接着が化学的結合 ・セラミックと歯に適切な処理を行うことでシロキサン結合(Si-O-Si)が生成され、歯とセラミックの良好な接着が得られます。 銀歯の接着は機械的結合のみなので、セラミックの方が接着性が優れています。 ⚪︎金属アレルギーがない ⚪︎歯肉の変色がない ・銀歯だと成分が溶出し歯茎がグレーになることがあります。セラミックだと起こりません。 【デメリット】 ⚪︎銀歯・金歯に比べ割れやすい ・セラミックは天然の歯に近い硬さに強化されており、簡単には割れません。しかし、お皿を落とすと割れるように、陶器の性質として衝撃への弱さがあります。 ※銀歯は金属なのでとても硬く割れにくいですが、その分強い噛み合わせで銀歯ではなく健康な歯そのものが割れてしまうことがあります。対してセラミックは、セラミックが割れるのでご自身の歯を守ることができるとも考えられます。 ⚪︎保険診療で行えない 治療にあたって、複数の治療法をご提案致します。 不安なことやわからない事がありましたらどんなことでもご相談下さい。 歯科医師 横江絢子

2023.08.05

転んで前歯がかけた

今日は、『転んで前歯が欠けてしまった』患者様についてです。 転倒し前歯2本分の一部が欠けてしまっていました。 幸いにも、転倒による全身的な異常、また歯の動揺や神経の露出、歯根の破折が現時点では認められなかったので欠けている部分の修復を行うことができました。 治療前と治療後の比較です。 CRと呼ばれるプラスチックの材料を使って修復しています。 今回の治療は ⚪︎費用:保険診療 ⚪︎期間:今回の症例は当日。所要時間は1時間〜、また2回目の来院でチェックを行います。 ⚪︎外傷によるリスク ・歯の破折、根尖病巣、壊死、疼痛、動揺 ⚪︎審美的リスク ・修復した部分の破折や経年的な劣化、色調変化 志木駅前歯医者コスモクリニックでは、このような外傷による即日対応も行なっております。 転んで歯が欠けてしまった場合や、唇などが裂けてしまっても当日対応致します。 歯科医師 横江絢子

2023.07.22

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